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ネットに繋ごうとする前に(2019年3月25日初稿)(2019年3月29日加筆) いきなりOld Macinoshだけを入手してもどうにもならない可能性があります。 なぜなら、そのOld Macintoshで使いたいファイルやソフトをどうやって入手するの?だからです。 最初からあれやこれやソフトが残ったままの個体を入手できた場合はまだいいでしょう。でも、ハードディスクが初期化された個体だったらどうでしょう。何もないのです。そもそも動きません。 そういったとき、他に実用になるMacintoshが有るのと無いのとでは全然状況が違います。
そんな母艦に必要なポイントは以下の2点。
この条件を備えている比較的新しいものが、いやもう既にとことん古いんですが以下のような機種です。 ベージュのデスクトップについては、最初からG3搭載の機種でなくても構わないと思います。601や603、604などが初期搭載で、G3カードでパワーアップしてある、というような個体でもいいです。とにかく、フロッピーが使えて旧来のプリンタポートがある個体で、出来るだけ速いもの、ということですね。G4カードなんてのはさすがに搭載できたのかどうか知りませんが、ベージュのデスクトップでG3というのは今でも時々見かけますので、場所を取りますし、モニターも必要ですが、デスクトップならではの使い勝手の良さがあると思います。何よりハードディスクやドライブの交換が楽。 間違っても、G3だからいいんだろう、と、青白のタンク型やカラフルなiMacは買わないでください。上記2要件がどちらも揃っていません。フロッピーはUSBのを使えばいいじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、USBで使えるフロッピーディスクドライブはMacintosh独特の800KBの片面ディスクを扱えません。なので、いくら可愛くてもカラフルiMacはダメ。もちろん今のでもダメです。 また、68Kも母艦にするにはかなり無理があります。いくら名機と言われた機種でももはや68Kは母艦の役目を果たせませんのでやめましょう。そもそも68Kをどうにか使いたいというのが趣旨ですし。 Powerbook G3 Wallstreetについては、ほんとこれ限定です。このあとのPismoとかはダメです。仕様がまったく違うので、見た目は同じでもダメです。Powerbook G3 Wallstreetは中古市場にまだあります。オークションにも時々出品されています。ただ、フロッピーディスクドライブのユニットが付属してるかどうかは必ず確認しましょう。無いと意味ないです。 Powerbook2400や3400は速そうに見えますし、実際良い機種です。でも、トラブルがあった場合の対処がしにくいので避けましょう。Powerbook1400でG3カード搭載、っていうのも避けたほうがいいです。ノートのG3カード搭載はかなり無理があると思っています。壊れるのが早いというか。 その点、Powerbook G3 Wallstreetのトラブルとしては、液晶がチラつくようになる、とかでしょうか。チラついても見えれば問題無し。なんなら液晶を叩けば直ることもありますし。よく出来た堅牢な機種です。ぜひ1台入手してみてください。母艦としては最高です。 そして、今はパソコン同士を繋ぐといったら10BASE-Tや100BASE-Tなどのケーブルですが、母艦とターゲットのMacintoshを繋ぐにはプリンタケーブルを使います。もちろんフロッピーディスクでやりとりしてもいいんですが、フロッピーからでないとインストールできないソフトを除いては、プリンタポートを使うLocalTalkが大変重宝します。System7あるいは漢字Talk7.1からは標準搭載です。System6や漢字Talk6.0.xの場合はオプションでインストールできるはず。その前の漢字Talk2とかは別に入れないとダメですが、それでも出来るので通信は可能です。 この機能がほぼ標準で備わっているおかげで、MacintoshはDOS機を現代で使うより遥かに簡単です。ここらがMacintoshは昔からネットワークに強いという由縁です。今はそんなのどっちがどっちとか意識しないですけど、当時のDOSでは、どうしても、コマンドを打って、という方法になります。グラフィカルに出来るソフトもあったのかもしれませんが、最初からグラフィカルなMacintoshが圧倒的に便利だったことは言うまでもありません。
さてそんなわけで、以下3点が揃えばハードの初期準備は終わりです。 当然、母艦のMacintoshは普通にネットに繋がることが前提です。ただこれも今や一工夫が必要です。母艦として例に挙げた機種たちももはや、ウェブブラウザに限界がきてます。見られないページが大量にあります。ブラウザのバージョンをアップすればいいじゃないか、とお思いになるかもしれませんが、これも当然、古いMacintoshは切り捨てられていますので無理です。 それを完璧にではないですが補間してくれるのが以下のソフト。Netscapeの派生版です。これを使うと、ひとまず、見られるページが増えます。そして、セキュリティ要件が高まった現代のメール設定にも対応したメーラーを使うことが出来ます。なかなか重いですし、メモリー食いですが、ぜひ使いましょう。というか、この一択なんですけどね。 Classilla: Building a Secure Web Browser for Mac OS 9 and the Classic Macintosh OS
上記のブラウザでも見られないサイトから何かダウンロードしたいという場合、もう荒業です。 Old MacintoshではSCSI機器はとても重要ですが、初期段階ではなかなか苦しいものがあります。 漢字Talk7.5.xであればCD起動が出来ますから、それこそオークションなどでCDドライブと漢字Talk7.5.xのCDを手に入れればインストールできてしまいます。 しかしそれでもなお、そのMacintosh単体でネットに繋ぐのは不可能でしょう。ブラウザも入ってないと思うので。CyberDogってブラウザなんでしたっけ?あれって7.6からですよね? そんなわけでやはり母艦になるMacintoshは必要です。ただ、ここで、SCSI外付けのハードディスクやMOを持っていれば、母艦がMacintoshである必要性は少し減ります。Windows機でもSCSI端子があるなら、そちらでファイルを入手してそれらに入れて、それを目的のOld Macintosh機に繋いで読み込む、ということが可能でしょう。たぶん。たぶんです。 ただ、ハードディスクはともかくも、MOなど他の後付けのSCSI機器をOld Macintoshに認識してもらうことの苦労はあるかも?せっかくMOに詰め込んでも、結局なにかしらのソフトが必要になり、無駄骨に終わることも。 それと、個人的見解ですが、やはりフロッピーディスクが使える母艦があるほうが楽しいです。特にPlusで感じますが、Plusにはハードディスクがないので、フロッピーで起動するか、他の母艦MacicntoshからシステムをインストールしたSCSI外付けハードディスクを取り付けて起動、という方法になるんですが、漢字Talk1や2で起動するためにハードディスクっていうのはどうにも違う。いや、2ならハードディスク起動もいいと思うんですけど、1はさすがにフロッピーで起動するほうが幸福感があります(笑) 難点は、フロッピーディスクはお金をだせば今でも買えますが、機械であるドライブが調子悪い場合、なかなか良い状態の中古品に出会うことが少ないことです。私が今まで使ってきた中古Macintoshはほぼ例外なくドライブの交換をしています。当初から搭載のドライブはとっくの昔に寿命なので。もちろん電子部品レベルで修理できる方なら、コンデンサであったり歯車であったりいろいろいじるんでしょうけど、私には無理。そのため、だいぶ前に、状態のいいドライブをいくつか予備に買い込みました。そのくらいしか出来ることがないので。ちなみに、安くはないですが、整備済のドライブを販売しているサイトもあります。最終的にはそういうところに頼むことになりますが、オークションでMacintosh本体を買うより高くつくかもしれません。 結局、現代のパソコンのように何もかも自己完結できる、ということがなく、母艦を用意しても母艦でもどうにもならないことがあり。そうなると何かしら工夫しなくてはならず。そういったことが面倒でないというか、そういった面倒を楽しめるかどうかが、Old Macintoshを使うか使わないかの分かれ目なんだと思います。使わなくてもオブジェとして十分にかっこいいんですけどね。 Copyright 2019 ronson |